公開日: 2025-11-03
この性格診断とは?— 7軸×動物×色のロジック
診断の目的と思想
本診断は、「自分を知ることで、日々の選択をもっと軽く、自然にする手助け」を目指して設計しています。 結果は「絶対的なラベル」ではなく、あなたの価値観・思考・行動の“補助線”。 ムラのある気分で判断するのではなく、「普段の傾向」を言語化することで、 仕事選び・人との関係づくり・暮らしのリズムづくり に活かせるようになっています。
7つの軸と21問 — 心の“構造”をスライダーで可視化
この診断では以下の7軸により、性格傾向を多面的に捉えます。 各軸は 3 問で評価し、スライダーの度合いをスコア化。多数決で左右どちらかを採用します。
| 軸 | 両極の性質 |
|---|---|
| 認知的立脚点 | Exocentric / Egocentric |
| 死生観 | Mortality-aware / Mortality-naive |
| 幸福観 | Future-oriented / Presentist |
| 情報処理 | Analytic / Holistic |
| 理解スタイル | Semantic / Rhythmic |
| 感情的志向性 | Intrapathic / Empathic |
| 行動スタイル | Structured / Flexible |
各軸の簡易説明
それぞれの軸が何を表しているのか、シンプルにまとめました。
-
認知的立脚点(Exocentric / Egocentric)
ものごとを見るとき、周囲の状況を軸に考えるか、自分の内側の感覚を軸に考えるかという違い。 -
死生観(Mortality-aware / Mortality-naive)
時間や人生の有限性をどれほど意識しているか。「時間は限られている」感覚が強いか、「いまを自然体で生きる」かの違い。 -
幸福観(Future-oriented / Presentist)
幸せを未来志向で積み上げるタイプか、いまこの瞬間の心地よさを重視するタイプか。 -
情報処理(Analytic / Holistic)
物事を分解して理解するか(分析型)、全体の雰囲気から捉えるか(俯瞰型)の違い。 -
理解スタイル(Semantic / Rhythmic)
意味・言葉・論理で理解するか、流れ・リズム・体感で捉えるかの違い。 -
感情的志向性(Intrapathic / Empathic)
感情が自分の内側に向かいやすいか(内向的な感受)、他者の感情に反応しやすいか(共感的な感受)か。 -
行動スタイル(Structured / Flexible)
計画を立てて進むタイプか、状況に合わせて柔軟に動くタイプか。
7文字コード(例:EMFASIS)の読み方
各軸の頭文字を連結した 7 文字のコードで、順に
E/G・M/N・F/P・A/H・S/R・I/E・S/F
という構造になっています。
| 位置 | 意味 | 選択肢 |
|---|---|---|
| 1 | 認知的立脚点 | E = Exocentric / G = Egocentric |
| 2 | 死生観 | M = Mortality-aware / N = Mortality-naive |
| 3 | 幸福観 | F = Future-oriented / P = Presentist |
| 4 | 情報処理 | A = Analytic / H = Holistic |
| 5 | 理解スタイル | S = Semantic / R = Rhythmic |
| 6 | 感情的志向性 | I = Intrapathic / E = Empathic |
| 7 | 行動スタイル | S = Structured / F = Flexible |
この 7 文字コードが、あなたの「思考のクセ」や「物事への捉え方の傾向」を簡潔に表すラベルになります。
動物と色で可視化 — 無意識の“クセ”を親しみやすく
診断結果は、数字や文字情報だけでなく、動物と色というビジュアル要素でも表現されます。 直感的に「自分らしさ」をイメージしやすくする工夫です。
🐾 動物(8種)
「認知的立脚点 / 死生観 / 幸福観」の 3 軸の組み合わせから、あなたの根本的な価値観の癖を象徴する動物が決まります。
例:XMF → RABBIT、GNP → OWL など。
それぞれの動物が表す、ざっくりとした性質は次のとおりです。
- RABBIT(ラビット) — 周囲に敏感で、思いやり深く、未来の可能性に希望を見出すタイプ。
- CAT(キャット) — 自分の感覚を大事にし、自然体で「いま」を心地よく過ごすタイプ。
- FOX(フォックス) — 外への意識が強く、変化に俊敏で、現実的な判断をしやすいタイプ。
- LION(ライオン) — 自分の軸を大事にしつつ、未来に向けて力強く行動するリーダー気質。
- OWL(オウル) — 落ち着きと洞察力があり、俯瞰で物事を捉える熟考タイプ。
- HAWK(ホーク) — 現実を鋭く見抜き、最短ルートを探す迅速・合理型。
- DEER(ディア) — 他者への共感とやさしさが強く、場を整え調和をつくるタイプ。
- TIGER(タイガー) — 情熱的・行動的で、未来を切り開くエネルギーの強いタイプ。
※ 動物タイプは統計的な「性格そのもの」ではなく、価値観の傾向をわかりやすく擬人化したメタファーです。
🎨 色(16種)
「情報処理 / 理解スタイル / 感情志向 / 行動スタイル」の 4 軸の組み合わせから、あなたの思考の特徴を表現する色が決まります。
例:ASIS → RED、HRES → NAVY など。
各色の持つニュアンスは次のとおりです。
- RED(赤) — 情熱・主張・行動力。自分の軸がはっきりしているタイプ。
- ORANGE(オレンジ) — 明るさ・協調・前向きさ。人を巻き込みながら動くタイプ。
- YELLOW(黄) — 探究・好奇心・ひらめき。発想が軽やかで柔軟なタイプ。
- GREEN(緑) — 安定・調和・優しさ。周囲の安心感をつくるタイプ。
- MINT(ミント) — 整理・理解・思いやり。静かに寄り添い、状況を丁寧に読むタイプ。
- CYAN(シアン) — 中立・フラット・分析。論理や構造から考えるタイプ。
- BLUE(青) — 誠実・集中・思慮深さ。ひとつの物事を深める傾向。
- NAVY(ネイビー) — 内省・静寂・深層理解。感情や意味を深く掘り下げるタイプ。
- PURPLE(紫) — 直感・洞察・抽象性。目に見えないものを感覚的につかむタイプ。
- PINK(ピンク) — 感情豊か・共感的・やさしい世界観を持つタイプ。
- MAGENTA(マゼンタ) — 創造的・情熱的・表現力が強いタイプ。
- BROWN(ブラウン) — 現実的・堅実・習慣を大切にするタイプ。
- GRAY(グレー) — バランス・分別・落ち着き。物事を冷静に判断できるタイプ。
- BLACK(黒) — 意志の強さ・芯の強固さ。ブレずに物事に向かうタイプ。
- WHITE(白) — 柔軟・余白・ニュートラル。状況に応じて姿を変えられるタイプ。
- GOLD(ゴールド) — 目標志向・成功意欲・上昇志向。成果を出す力が強いタイプ。
※ 色は「性格を決めつけるラベル」ではなく、あなたの認知スタイルの“印象”を可視化したメタファーです。
結果の使い道 — “自分らしさ”を生かすヒントとして
この診断結果は、「当たっている / 外れている」を競うものではなく、 日常の選択を少しだけ楽にするための思考の補助線として使うことを想定しています。
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仕事選び・チーム分け
自分の思考スタイルや価値観を理解することで、向いている業務や役割が見えやすくなります。 -
人間関係・パートナーシップ
自分と相手の「価値観のズレ」がどこにあるかを言語化し、ストレスの原因やすれ違いのポイントを予測できます。 -
生活設計・休み方
疲れやすい場面や心地よいリズムを把握することで、無理のない生活や休息のとり方が見えてきます。
FAQ(よくある質問)
Q. 診断の正確さはどれくらい?
一時の気分に左右されにくいよう、3 問 × 7 軸という設計にしています。 ただし、あくまで「傾向を見る仮説」なので、結果は絶対値ではなく“使える仮説”として受け止めてください。
Q. 結果は変わりますか?
はい。生活環境、経験、人間関係、心の変化があれば、結果も少しずつ変わります。 診断結果や体感を記録しておくと、自分の変化を振り返る材料になります。
なぜこの形式にしたのか — 背景と思い
世の中には、MBTI のような 4 文字タイプ診断や、ビッグファイブのような心理尺度など、 さまざまな性格診断があります。どれもそれぞれの前提や理論背景を持っています。
一方で、本格的すぎる診断は「分析」に偏りすぎて肩が凝りやすく、シンプルすぎる診断はラベル感が強くなりがちです。
そこで本診断では、 “心の構造を見える化”しつつ、“動物・色という親しみやすさ”も両立させることを目指しました。 気軽に試せるのに、ちゃんと自分と向き合った感覚も残る──そんな「中道」の性格診断でありたいと考えています。
まとめ:この診断は “あなたの今” を映す小さな鏡
本診断は、
自分を見つめ直すためのラベルではなく、“自分の傾向”をゆるく見える化する仮説の道具
です。
完璧な答えは出しません。 それでも、ちょっと立ち止まって「自分はどんな人なんだろう?」と考えるきっかけにはなります。
気軽に、でも丁寧に。
あなたの思考と行動を、そっと照らす “自分用の地図” として、この診断を使ってもらえたらうれしいです。